保坂俊彦が砂像(サンドアート)で追悼し復興に貢献【ZIP】

こんにちは!管理人のTE-RUです。

朝の情報番組【ZIP】で、東日本大震災を砂像(サンドアート)で追悼し復興に貢献しているサンドアーティストの保坂俊彦(ほさかとしひこ)さんの特集をしていました。また、災害時に自分で安全を確保する3つの動作【シェイクアウト訓練】についても特集していました。

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保坂俊彦さんが砂像(サンドアート)で追悼し復興に貢献【ZIP】

2023年3月11日(土)は、東日本大震災から12年になります。砂像彫刻家の保坂俊彦(ほさかとしひこ)さんは、宮城県東松島市に追悼の砂像を製作していました。

サンドアーティスト保坂俊彦さん
出典:ZIP

見に来た方が手を合わせたり、涙を流す方とかがたくさんいて「ありがとうございました」という声をたくさん頂いたんですね。他のところで作ると、イベントとかお祭り会場で作ると、「凄い!」とか「砂でできているの信じられない!」とかそういう反応はあるんですけど、「ありがとうございました」って言われたの初めてで。新たな役割を見つけたというか。僕も被災者ではないので、どこまでいっても本当にこちらで被災された方の気持ちを100%理解するとか、全く同じ気持ちになるのは難しいと思うんですけど、あそこで(砂像)手を合わせる対象になればいいなと。もう10年以上経つと、なかなかそういう場所も減ってきてるっていうお話も聞くので、そこに建てるサンドアートがあると印象に残りやすいと思うんで。

引用元:ZIP保坂俊彦さん

創作の意欲とは別の役割をみつけ、少しでも被災地に貢献したいという想いがある一方で、被災者ではない自分でいいのだろうかという葛藤を抱え、保坂俊彦さんは東京から東松山市に移住することを決意されたそうです。それ以降、東松山市の各地で砂像を制作されてきました。

保坂俊彦さん制作の砂像
出典:ZIP

砂像という作品があることで、行ってみようとか、覚えておこうという場所になるのではないか、そういった想いを込め砂像を制作されているそうです。震災当事者でなくてもできることはあると東松島市で活動を続けられています。

砂像とは?
サンドクラフト、サンドアートとも言われる砂と水のみで制作された彫刻で、芯材などは入っていない。彫刻後、雨や風、乾燥により砂が崩れるのを防ぐため定着剤を吹きかけ表面のみを固める。

今回、保坂俊彦さんがサンドアートを建てる野蒜小学校の体育館跡地は、地元の方々にとって忘れることのできない場所でした。震災当時、野蒜小学校の体育館には多くの住民が避難していました。ところが、3メートル以上の津波に巻き込まれ13人の方が犠牲になりました。

そんな哀しみの象徴となってしまった場所にどんな砂像を創るべきか、保坂俊彦さんと住民の方々で話し合いが行われていました。区切りにしたい人もいればそうじゃない人もいるなど、話し合いで決まった砂像のテーマは「光」に決まりました。地元の方々の前に進んでいきたいという声をヒントに、明るい未来を描きたいと想ったそうです。

ここの場所に縁もゆかりもない人間が、こういうこと(砂像の制作)をやっていいのかなっていうすごい恐怖感はありましたね。

引用元:ZIP保坂俊彦さん

制作当初、自分の中で葛藤していたことを住民の方々に伝えると、大丈夫ですよ、と声をかけてくださり、移住してから2年、住民の方々の優しさが支えになっているそうです。

そうして始まった今回の砂像制作には、約10トンの砂を業者から購入していました。それを、砂像の土台となる木の枠に入れて押し固めていきます。寒さの厳しいところだと気温がマイナスになり砂像が凍り割れてしまうそうで、凍結防止液を水に入れて混ぜるといった工夫をし、地元住民の皆さんの手も借りながら進めていました。

そんな保坂俊彦さんの活動を地元住民のみなさんは、

作る勇気みたいなところに心動かされて、地域の方ともすごく交流されるので、そこで受け取った想いとかが反映されているんだなと思うと、ほんと何か素晴らしいなと思います。

引用元:ZIP東松島市の住民

と話されていました。また、野蒜小学校の体育館跡地に10年近づくことが出来なかった被災者の方も、そこにまた足を運ぶきっかけを作ってくださったことはありがたいことだと感じていると話されていました。

そして、「光」がテーマの保坂俊彦さんが制作した砂像が完成しました!

細かい表情まで描かれている砂像
出典:ZIP
光がテーマの砂像
光がテーマの砂像 出典:ZIP

表情など、細かいところまで繊細に造りこまれており、砂像とは思えないほど細部まで保坂俊彦さんの想いが込められています。

2年前、宮城県東松島市に移住してきたサンドアーティストの保坂俊彦さんにとって東松島市は、

故郷のような感じですかね。やっぱり自分の作品がただの面白いものとか、凄いものというのではなくて、人の心を動かせるのであれば、その中で皆さんの少しでも役に立てればなという気持ちでやっています。

引用元:ZIP保坂俊彦さん

東日本大震災を砂像(サンドアート)で追悼し復興に貢献できるのは、サンドアーティストの保坂俊彦さんにしかできないことだと感じました。

保坂俊彦(ほさかとしひこ)さん48歳の経歴
サンドアーティスト、砂像彫刻家
1974年:秋田県生まれ
1998年:東京芸術大学美術学部彫刻科 卒業
2008年:ドイツ世界大会ソロ部門 第3位
2016年:中国武漢開催の砂像国際コンテスト 準優勝
2017年:台湾福隆の砂像世界大会 優勝 アーティストチョイス賞受賞
2018年:台湾福隆の砂像世界大会 準優勝 東松島市で追悼の砂像制作を始める
2021年:4月東松島市地域おこし協力隊として活動 東京から東松島市に移住
2022年:宮城県東松島市開催のサンドアートジャパンカップ 優勝 アーティストチョイス賞受賞

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突然の災害時に安全確保ができる【シェイクアウト訓練】

災害はいつ起こるか分かりませんし、その時自分がどこで何をしているのかも分かりません。ですので、自分で安全を確保する行動をとることが大事になってきます。そのような時に、誰でもどこでも行うことが出来る【シェイクアウト訓練】という一斉防災訓練があります。

【シェイクアウト訓練】ShakeOutr
2008年にアメリカで始まった地震防災訓練で、基本的な3つの動作があります。
①姿勢を低くし
②頭や体を守り
③動かない

シェイクアウト訓練3つの動作
出典:ZIP

突然大きな災害や事故等が発生すると、約7割の人がショック状態に陥り、何もできない【凍りつき症候群】になるといわれているそうです。

【ZIP】では、【凍りつき症候群】にならないように場所によってどのように行動すると良いのか、紹介していました。

家での安全確保
出典:ZIP

家で地震が発生した時は?
家具や家電の転倒、飛来物や落下物などから身を守るため、テーブルや机の下に潜りクッション座布団等で頭を保護する

調理中に激しい揺れに襲われた時の正しい行動は、とにかく身を守ること!「地震がきたらまず火を消す」というのは、ひと昔前のハナシ。たとえばガスメーターは、震度5以上の揺れが起きると自動でガスの供給を停止します。同じく暖房器具も、揺れを感知すると自動的に火が消えるものが増えています(ご自宅の器具が感震式か、改めて確認しましょう)。大きく揺れる中で火の元に近寄ると、高温になった暖房器具や調理器具、料理途中の油・食材で大やけどを負ってしまうことも。火を消すことよりも、ヒーターやコンロから遠ざかることを優先しましょう。落下物や飛来物から、頭など身体を守ることが最優先です。スイッチを消したり元栓を閉めるのは、揺れが収まってからで構いません。

引用元:https://magazine.saiboupark.jp/
家のトイレやお風呂での安全確保
出典:ZIP

家のトイレやお風呂で地震が発生した時は?
閉じ込められる可能性があるため、ドアを少し開け避難できる通路を確保し頭(お風呂の蓋や桶など)を守り転倒しない体勢をとる

ここでいちばん重要なのは、冷静でいること。一般的に、浴室は単位面積あたりの壁や梁が多いことから耐震性が高く、倒壊の可能性は低いと言われています。ただし、ドア枠などが歪んで閉じ込められないよう、ドアを開放して避難経路を確保しつつ、揺れがおさまるまで浴室で待機しましょう。

引用元:https://magazine.saiboupark.jp/
外出中の安全確保
出典:ZIP

外出先で地震が発生した時は?
窓ガラスや看板などの落下物や飛来物、ブロック塀や自動販売機などの転倒に注意し、鞄などで頭を守り(頭と鞄の間は10cmあける)公園など広い場所や耐震性の高い比較的新しい建物に避難する。

長周期地震動
出典:ZIP

長周期地震動(ちょうしゅうきじしんどう)
令和5年2月1日より、緊急地震速報に長周期地震動予想が追加されました。

災害が発生したら冷静な行動がとれるよう【シェイクアウト訓練】や、備蓄、転倒防止などを定期的に確認することがとても大事なことだと思いました。

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保坂俊彦さんが砂像(サンドアート)で追悼し復興に貢献【ZIP】まとめ

朝の情報番組【ZIP】で、東日本大震災を砂像(サンドアート)で追悼し復興に貢献しているサンドアーティストの保坂俊彦(ほさかとしひこ)さんの特集をしていましたので、まとめました。

サンドアーティスト、砂像彫刻家の保坂俊彦(ほさかとしひこ)さんは、宮城県東松島市からの依頼で2018年から追悼の砂像を制作。
砂像を見た被災者の方から「ありがとうございました」と言われたことで、新たな役割をみつけ少しでも被災地に貢献したいという想いから2年前に東松島市に移住し、人の心を動かせるのであれば、その中で皆さんの少しでも役に立てればなという気持ちで活動中。

3月11日の東日本大震災を風化させないためにも、移住して震災当事者でなくてもできることはあるという保坂俊彦さんの活動は本当に素晴らしいと思いました。また、突然の災害時に安全確保ができる【シェイクアウト訓練】も定期的に実施しておくことが大切だと分かりました。今一度、備蓄や転倒防止など見直そうと思いました。最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。

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