朝の情報番組【スッキリ】で女性落語家、桂二葉(かつらによう)さんの落語の魅力に迫っていましたので、ご紹介します!落語家になったきっかけは、笑福亭鶴瓶さんだったことなど語っていましたので、合わせてご紹介します。
桂ニ葉さんの落語のきっかけは笑福亭鶴瓶?女性落語家の魅力に迫る!【スッキリ】
女性落語家の桂二葉(かつらによう)さんについて、ご存じない方もいらっしゃると思いますので、簡単にプロフィールからご紹介します。
桂二葉さんプロフィール | |
本名 | 西井 史(にしい ふみ) |
生年月日 | 1986年8月2日 2022年現在36歳 |
出身 | 大阪府大阪市 |
血液型 | O型 |
所属 | 上方落語協会 米朝事務所 |
資格 | 博物館学芸員・大阪検定3級 |
好きなもの | 酒場・くだものシール・じゃりン子チエ |
芸歴 | 2011年3月9日 桂米二に入門 現在芸歴11年 2011年9月6日 梅田太融寺にて「道具屋」で初舞台 |
受賞歴 | 第7回上方落語若手噺家グランプリ 準優勝 令和3年度NHK新人落語大賞 優勝 |
通る声とおかっぱ頭がトレードマークの桂二葉さんは、今最も注目の落語家さんです。落語家さんというと男性のイメージが強いですが、桂二葉さんは、落語界の歴史を変えたと注目を浴びています。なぜかというと、昨年11月に行われたNHK新人落語大賞という50年以上の歴史がある大会で初めて女性の落語家が大賞を受賞し、更に審査員全員が満点をつけるという、とんでもなく凄い快挙を成し遂げたからなんです!この快挙は、世界でも話題となりアメリカのニューヨークタイムズ紙で、「日本の伝統芸能に革新を起こした」と取り上げられるほどでした。また、活躍は賞だけではなく、XboxのCMに落語家が出演したと話題にもなりました。
芸歴11年という若手落語家の桂二葉さんがイベントを開催すると会場には700人のお客さんが集まるほどの人気ぶりなんです。ファンは、「ずっと話を聞いていたいと思うくらい楽しい」「心つかまれちゃった」と桂二葉さんの落語を絶賛しています。
桂二葉さんの落語の凄さとは?
その①アホの役が天下一品
大家・旦那・お侍など数ある落語の役のなかで桂二葉さんらしさが特に表れていると言われているのが、ちょっとおとぼけでコミカルな役
なかでも二葉さんは、天狗さしという演目ネタが好きで、自分とアホ役の性格に重なる部分があるそうで、素のままで演じられるのだとか。
落語界の大先輩も
他の人の天狗さしなんかよりは、数段面白い!いろんな人が同じようにやるんだけど、やっぱり違うね。
引用元:スッキリ落語家柳家権太楼さん
と語っていました。
その②聴く人を惹きつける声とテンポ
二葉さんが子供の役を演じると、スピード感がありながら話の内容が聴き取りやすいというテンポの良さ
お客さんが聴き取りやすい落語を心がけている二葉さんは、大阪ことば事典という本などを読み大阪弁のセリフのアクセントを勉強されるなど、セリフの言い回しの研究をされているのだとか。
加えて、自宅で落語の稽古をする前には、aikoさんの曲を歌ってからやっているそうです。aikoさんの曲は難しく、次々と変化する役の声を使い分けて心地良いテンポにするための訓練になっているそうです。
そんな桂二葉さんが落語と出会ったきかっけは、
わたし本当にテレビを全く見ないで育ったんですが、なんか大学生の時にたまたま深夜にテレビつけたら鶴瓶師匠が出てはってね、何にも知らんから私、笑福亭ってなんか変な名前やなと思って。かっこいいなと思って。なんやったらもう付き合いたいなぐらい思ったんですよ。調べたら落語家ってことがわかって。ほんで、調べて生で見に行きました。
引用元:スッキリ桂二葉さんコメント
笑福亭鶴瓶さんを生で見ようと落語会に出向き、次第に落語に興味が湧くようになったそうです。
鶴瓶さんの落語はもちろんのこと面白かったそうですが、こんな落語もあるんだこんな人もいるんだと興味が湧き、その後も落語会に行くたびに同じ演目のネタでも違う人がやったら落語ってこんなにも印象が違うものなんだと感じ始め、段々と落語の虜になっていて気が付いたら落語家になりたいと思っていたのだとか。
そして、一大決心し桂米二さんの下に弟子入りして2011年に落語界に入門しました。
ところが落語界は何百年もの間、男性がやっていたので男性がやるために作られ、男性がやるために研究されてきたものだったため、女性の落語家が活躍するのは難しいとされていました。どれくらい難しいことなのかを分かり易く例えるなら、宝塚歌劇を男性がやるようなものと桂二葉さんは話していました。落語の演目に登場する人物は男性が多く、声の大きさ太さ、重低音の心地よさといったものに関しては、演じる難しさを体感したそうです。
それらを克服するために、自然であることが大事だと考えられ役を自分のものにするためには、役の性別にとらわれないよう、性格や人柄を自分の中で解釈して演じることを意識するようになったそうです。そうすることで、女性でもできるのではないか、私だったら出来るんじゃないかと何の根拠もないのに、そんな気がしたのだとか。
そんな想いで日々、稽古に明け暮れ1日の半分は落語に費やしてきたことが一人の落語家として認められ、昨年の輝かしい功績に繋がりました。
これからも桂二葉という落語家を面白がって見ていただけるような落語家でありたいなと思っているそうです!
桂ニ葉さんの落語のきっかけは笑福亭鶴瓶?女性落語家の魅力に迫る!【スッキリ】まとめ
朝の情報番組【スッキリ】で女性落語家、桂二葉(かつらによう)さんの落語の魅力は、演じる自分自身も、役も性別にとらわれることなく一人の人物として捉え、自然にその人物になりきって演じていることにあるのではないかと感じました。大学時代にたまたまつけたテレビで笑福亭鶴瓶さんと出会ったことがきっかけで虜になり、落語家になった桂二葉さん。これからも、落語界を盛り上げていって欲しいなと思いました。更なる活躍が期待される一人だと思いますので、注目していきたいと思いました。落語ファンが増えるといいですね!最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。
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